調味料コーナーで「塩こうじ」を見かけるようになったけど、結局「塩」とどう違うの?
そんな疑問を感じたことはありませんか?
どちらも料理に欠かせない存在ですが、働きや味わいの出し方には大きな違いがあります。
この記事では、塩と塩こうじの違いをわかりやすく解説します。
塩と塩こうじの違いとは?
「塩」は単一のミネラル(主に塩化ナトリウム)で、素材に直接塩味を加える調味料です。
一方「塩こうじ」は、米こうじ・塩・水を混ぜて発酵させた発酵調味料。
旨み成分(アミノ酸など)や酵素の働きが加わっており、塩味だけでなく、まろやかさと深みをプラスしてくれます。
味の違い:塩はキリッと、塩こうじはまろやか
塩はストレートな塩味が特徴。
素材の味を引き締めるのに適しています。
塩こうじは発酵による甘みや旨味を含み、まろやかで深い味わいになります。
特に肉や魚を漬け込むと、柔らかくジューシーに仕上がります。
成分と働きの違い
塩はミネラルが主成分で保存性を高める役割もあります。
塩こうじには酵素(プロテアーゼやアミラーゼ)が含まれ、たんぱく質やでんぷんを分解して旨味や甘みに変えてくれます。
つまり、塩こうじは「調味+下ごしらえ」の両方を担える優れものです。
塩分量の違いに注意
塩こうじは塩よりも塩分濃度が低く、健康を意識する方には嬉しいポイント。
ただし、使いすぎるとカロリーや糖質が増える場合もあるので、分量に気をつけましょう。
目安として、塩の代わりに使うときは1.5〜2倍量程度が目安です。
塩と塩こうじの違いQ&A
Q. 塩こうじはどれくらい日持ちしますか?
A. 冷蔵で1〜3ヶ月ほど。清潔なスプーンを使えば比較的長持ちします。開封後は冷蔵保存を。
Q. どんな料理に塩こうじを使うと良い?
A. 肉や魚の下味・漬け込み、炒め物や煮物の味付けにもおすすめ。ドレッシングやスープにもコクが出ます。
Q. 塩こうじは塩の代わりになりますか?
A. 塩分は塩よりも低めですが、旨味が強いため、塩の代わりとして十分に使えます。ただし、塩こうじのほうが水分があるので、使い方に少しコツが必要です。
Q. 塩と塩こうじ、減塩になるのはどっち?
A. 同じ重さで比べると塩こうじの方が塩分が少なく、減塩に役立ちます。