音楽の拍子をとるのに「テンポ」や「リズム」といった言葉が使われます。
なんとなくで使っている方が多いですが、テンポとリズムの細かな違いを説明できる人は少ないかと思います。
そこでこの記事では、テンポとリズムの違いを分かりやすく解説していきます。
テンポとリズムの違いって?

テンポとリズムの違いですが「テンポは速さ」「リズムは音の長さのパターン」と覚えると良いでしょう。
テンポやリズムをどういった時に使うかを詳しく解説していきます。
テンポは「楽曲の速さ」
テンポは「1拍あたりどのくらい時間をかけるか」という定義となります。
たとえば♩=60だと、1分間に60回打つペースで”♩(四分音符)”を1回打つ、となります。
♩=120になると、1分間に120回打つペースで”♩(四分音符)”を1回打つ、となり、倍のテンポ(速さ)です。
このように、♩でテンポを表す場合もあれば、
- Moderato (モデラート)=中くらいの速さで
- Andante(アンダンテ)=歩くような速さで
- Vivo(ヴィーヴォ)=いきいきと、速く
のように音楽用語でテンポを表す場合もあります。
リズムは「音の長さのパターン」
対してリズムは「音の組み合わせ」を指します。
タンタンタン、や、タタタン、タータタータ、など、音符の長さの組み合わせにより生まれます。
「テンポ」はどういう時に使う?
速さを表すテンポは、以下のような場面で使われます。
- 一定のテンポ(速さ)で演奏する
- (仕事などで)急テンポで進めてください
音楽用語で使われることもあれば、物事の進み具合を表したい時にも使われます。
「リズム」はどういう時に使う?
リズムは、以下のような場面で使われます。
- リズム(拍子)に合わせて手をたたく
- 生活のリズムが崩れる
- リズムに乗って踊る
リズムは「拍子」というニュアンスが強いので、踊るときや手拍子をするときに使われます。
また、繰り返しという意味合いで「生活リズム」「バイオリズム」などの単語の中に含まれてもいますよね。
テンポやリズムを取るのに便利なグッズ
テンポ(速さ)を取るための道具といえば、メトロノームです。
学校に置いてある振り子式のものだけでなく、最近は電子メトロノームも登場しています。


リズムが分からない時は「楽譜作成ソフトで入力して聞いてみる」「原曲をYoutubeなどで聞いてみる」などが有効です。