手羽先と手羽元は、鶏肉の部位の名前ですが、実はそれぞれに特徴があります。
今回は、手羽先と手羽元の5つの違いや、それぞれに向いている料理や調理の注意点について紹介していきます。
手羽先と手羽元、手羽中の5つの違い
まずは手羽先と手羽元、手羽中の違いのうち
- 部位
- 肉質
- カロリー
- うまみ
- 向いている料理
の5つの観点から違いを解説します。
違い①部位
まず、手羽先と手羽元、手羽中の違いですが、それぞれが鶏の翼の部位を指しています。
手羽先は、翼の先端部分で、手羽元は翼の根元の部分を指します。
手羽中はその間の部分で、手羽先と手羽元の中間の位置になります。
違い②肉質、肉の硬さ
次に、肉質や肉の硬さの違いです。
手羽先は皮と骨が多く、肉質はやや硬めです。
一方、手羽元は骨が多く、肉質は柔らかいです。
手羽中は肉の部分に脂肪分が多めで、ジューシーさがあります。
違い③脂肪分の多さ、カロリー
部位 | 100gあたりの脂質/カロリー |
---|---|
手羽先 | 16.2g/207kcal |
手羽中 | 14.3g/189kcal |
手羽元 | 12.8g/175kcal |
手羽先と手羽元、手羽中の違いの一つに、脂肪分の多さやカロリーがあります。
手羽先は皮に多くの脂肪がついているため、カロリーも高めです。
一方、手羽元は皮が少なく、脂肪分も比較的少ないです。
手羽中はその中間の脂肪分とカロリーを持っています。
違い④甘み、うまみ
手羽先と手羽元、手羽中の違いの一つに、甘みやうまみがあります。
手羽先は皮に含まれるコラーゲンが多く、煮込むことで甘みやうまみが引き出されます。
一方、手羽元は骨の周りにある肉に甘みやうまみがあります。
手羽中はその両方の特徴を持っています。
違い⑤向いている料理
最後に、手羽先と手羽元、手羽中が向いている料理についてです。
手羽先は、唐揚げや煮物など、しっかりとした味わいが楽しめる料理に向いています。
手羽元はスープや煮込み料理など、コクのある味わいが求められる料理に向いています。
手羽中は、焼き鳥やグリル料理など、ジューシーな食感が楽しめる料理に向いています。
手羽先、手羽中、手羽元のおすすめレシピ
それでは、手羽先、手羽中、手羽元それぞれのおすすめレシピをご紹介します。
手羽先のおすすめレシピ
手羽先のおすすめレシピとしては、唐揚げや照り焼きがあります。
手羽先の皮と骨の部分にしっかりと味がしみ込み、香ばしさとジューシーさが楽しめます。
また、手羽先を煮込んで煮物にすると、コラーゲンが溶け出して柔らかくなり、とろとろの食感が楽しめます。
手羽中のおすすめレシピ
手羽中のおすすめレシピとしては、スープや煮込み料理があります。
手羽中の骨周りの肉には甘みやうまみがあり、じっくりと煮込むことでコクのある味わいが楽しめます。
最初に焼き色を付けると、香ばしさがプラスされてより味わい深くなりますよ。
手羽元のおすすめレシピ
手羽元のおすすめレシピとしては、焼き鳥やグリル料理があります。
手羽元は皮が少なく、肉質も柔らかいため、焼くことでジューシーな食感が楽しめます。
また、手羽元を使った唐揚げや炒め物もおすすめです。
手羽先と手羽元の違いやそれぞれの特徴を知ることで、料理の幅も広がります。ぜひ、さまざまな料理に挑戦して、手羽先と手羽元を楽しんでみてください。