コンディショナーとトリートメントの違いって分かりますか?
どちらもシャンプーのあとに髪につけるものですが、成分や使い方がどう違うのかが気になりますよね。
そこでこの記事では、コンディショナーとトリートメントの違いを多方面から調べてみました。
コンディショナーとトリートメントの違いって?
よく言われるのは、コンディショナーは「表面だけ」トリートメントは「浸透して補修する」という効果です。
ですが、成分的にはかなりブランドや商品によりばらつきがあり、最近ではコンディショナーに内部補修成分がたっぷり含まれていることもあるんです。
コンディショナーは「表面を整える」トリートメントは「内部を補修する」
定義としては、コンディショナーは「髪の毛表面の”キューティクル”を保護する」、トリートメントは「髪の表面を保護する+内部補修する」という効果が期待できる成分が配合された商品を指します。
髪の毛表面を保護する成分としては、シリコン(ジメチコン)やシアバター、ホホバオイルなどのオイル系成分が主体。
対して内部を補修する成分としては「シルク」「ケラチン」など、髪の毛内部に含まれるたんぱく質と構造が似ている成分となります。
コンディショナーとトリートメントの成分の違い
…とここまでは、一般的なコンディショナーとトリートメントの違いの話。
実際にコンディショナーとトリートメントがどう違うかを見てみましょう。
コンディショナー | トリートメント |
---|---|
水、シリコーンクオタニウム−26、ステアリルアルコール、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、イソプロパノール、香料、ベンジルアルコール、EDTA-2Na、ポリソルベート20、ヒスチジン、クエン酸、パンテノール、パンテニルエチル、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、黄4、赤227、青1 | 水、ビスアミノプロピルジメチコン、ステアリルアルコール、ベヘントリモニウムメトサルフェート、セタノール、イソプロパノール、香料、ベンジルアルコール、EDTA-2Na、ポリソルベート20、ヒスチジン、クエン酸、パンテノール、パンテニルエチル、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、黄4、赤227、青1 |
上記はCMでもよく目にするパンテーンシリーズの全成分表記です。
太字の部分がコンディショナーとトリートメントの違い。成分的にはほとんど変わりません。
(それぞれ少しずつ分量が異なるので、厳密には全く同じワケではありません)
パンテーンシリーズのように、コンディショナーとトリートメントでほとんど成分が変わらないという商品は結構あるんです。
コンディショナーとトリートメントのテクスチャーの違い
では、コンディショナーとトリートメントの使い心地はどう違うかというと、
- コンディショナーは伸びのいいサラッとしたテクスチャー
- トリートメントはこっくり留まりやすいテクスチャー
になっている事が多いです。
トリートメントは髪に密着させて補修成分を届ける必要があるので、こっくりしています。
コンディショナーとトリートメントの使い方の違い
コンディショナーとトリートメントは使い方にも違いがあります。
- コンディショナーはなじませてすぐ濯ぐ
- トリートメントはなじませて時間をおいてから濯ぐ
トリートメントは一般的に5分前後おいてから流すよう記載があります。
より浸透させたければ、浸透時間を延ばすよりも「シャワーキャップを被る」など、より密着させる方法で放置した方が効果的です。
コンディショナーに内部補修成分が入っていることも!違いははっきりしないまま…
最近は、コンディショナーに「補修成分」が入っていることや、トリートメントでも「すぐ洗い流してOK」と記載があるものもあり、定義があいまいになってきています。
コンディショナーだから、トリートメントだから、とこだわらずに、幅広く自分に合った商品を探していきたいですね。
ちなみに当ブログの管理人は「30歳からの美容研究」という美容ブログを運営しています。
ヘアケア商品やヘアケアの注意点もたくさん紹介しているので、ぜひ覗いていってくださいね。