健康管理に欠かせない「脈拍チェック」。
血圧計やスマートウォッチで計っているのは、脈拍なのか心拍なのか分かりますか?
この記事では脈拍数と心拍数の違いを解説していきます。
脈拍と心拍数の違いって?
脈拍数と心拍数がどう違うかというと「計測する場所が違う」という事です。
脈拍は手首など「体の末端の血管が脈打つ」のを数えます。
対して心拍は「心臓そのものが収縮する」回数を数えます。
それぞれの計測の目的とともに、詳しく解説していきますね。
心拍数とは
一定の時間内に心臓が拍動する回数のこと。通常は1分間の回数を指す。
参考:厚生労働省
心拍数とは、心臓本体が1分間に動いた回数の事を指します。
正確な心拍数は「心拍センサー」や「心拍計」といった、胸に直接当てる機器でしか測定できません。
脈拍とは
自分の手首や首を触って感じるドクドクという鼓動が脈拍です。通常は手首の内側で測定し、50~100/分が正常範囲です。
参考:筑後市立病院
対して脈拍とは、心臓から離れた部分の血管の拍動を数えたものです。
心臓に問題ない人は心拍=脈拍となるのですが、不整脈がある人は脈拍と心拍にズレが生じることも…
心拍数と脈拍数、どちらを測るべき?
自宅で脈拍や心拍を知りたいなら、どうしても脈拍数を測ることになります。
自宅で心拍数を図るなら、常に心拍計を胸に張り付けておく必要があります。
心拍計は心疾患がある人に病院がレンタルするケースがほとんど。
健康に不安がない人であれば、手首や首元で「脈拍」をチェックしておけばOKです。
脈拍を測れる便利グッズ3選
それでは、脈拍を手軽に測れる便利グッズを3つ紹介していきます!
24時間計測できるものであれば、何か心臓に異変があった時も早期に発見できますよ。
スマートウォッチ
脈拍を定期的に計測したいなら、常に手首に巻いているスマートウォッチが最適!
最近は活動量(消費カロリー)や睡眠モニターが搭載されているスマートウォッチも続々登場していて、トータルで健康管理ができる優れものです。
血圧計
血圧が気になる人であれば、血圧と同時に脈拍も計測できる血圧計がおすすめです。
手首ではかるものよりも、二の腕で測るタイプの方がより正確な結果が出ます。
パルスオキシメーター
肺に疾患があり血中酸素濃度を気にする必要がある方は、パルスオキシメーターを常備しているかと思います。
パルスオキシメーターでも脈拍が表示されますね。
紹介した機器の中で、一番手軽な計測方法となります。