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クッキー、ビスケット、サブレ、クラッカーの違いを深掘り!

クッキー、ビスケット、サブレ、クラッカーという焼き菓子、もちろんご存じですよね。

これらのお菓子は、見た目や食感、味など、さまざまな点で異なっています。

まずカンタンに説明すると、

  • クッキー:砂糖が多め、サクサクとした食感
  • ビスケット:小麦粉が多め、素朴な味と軽やかな食感
  • サブレは:バターがたっぷり使われた、くちどけが良い食感
  • クラッカー:塩味が強め、油分が少なくパリッとした食感

という特徴が挙げられます。

この記事では、クッキー・ビスケット・サブレ・クラッカーのそれぞれの特徴や起源について紹介していきます。

目次

そもそもクッキー・ビスケット・サブレ・クラッカーの定義はあいまい

全世界で見ると、起源や語源がバラバラであることから、クッキーやビスケット、サブレの定義はあいまいです。

この記事では、一般社団法人 全国ビスケット協会の定義をもとに解説を進めていきます。

全国ビスケット協会が定めているのは「クッキー」「ビスケット」「クラッカー」「乾パン」などで、以下のように定義されています。

第2条 この規約で「ビスケット類」とは、ビスケット(クッキーを含む。以下同じ。)、クラッカー(乾パン及びプレッツェルを含む。以下同じ。)、カットパン及びパイ並びにこれらの加工品をいう。
(中略)
3 この規約で「クッキー」とは、ビスケットのうち次に掲げるものをいう。
(1) 「手づくり風」の外観を有し、糖分及び脂肪分の合計が重量百分比で40パーセント以上のもので、嗜好に応じ、卵製品、乳製品、ナッツ、乾果、蜂蜜等により製品の特徴付けを行って風味よく焼きあげたもの
(2) その他、全国ビスケット公正取引協議会(以下「公正取引協議会」という。)の承認を得たもの

参考:全国ビスケット協会

分かりやすいのが「クッキーとビスケットの違い」で、

  • 総重量の40%以上が糖分と油分→クッキー
  • それ以下→ビスケット
  • ビスケット群の中にクッキーやクラッカーも含まれる

という事です。

ちなみにサブレはフランスの伝統的なお菓子であり、この定義には含まれていません。

クッキーとは?

クッキーとは、甘味を持つ焼き菓子の一種です。

その起源は、中世ヨーロッパにまで遡ります。

クッキーの特徴は、一般的には小さな円形の形状をしており、バター、砂糖、小麦粉などを主成分としています。

また、チョコレートチップやナッツなどのアレンジが多いのも大きな特徴。

クッキーは、カリッとした食感と甘さが特徴で、お茶やコーヒーとの相性も抜群です。

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クッキーの定義

クッキーは、甘くて焼き色のついた薄い焼き菓子であり、一般的には小麦粉、砂糖、バター、卵などの基本的な材料で作られます。

しっかり砂糖が使われていて、甘さはサブレ、ビスケット、クラッカーと比べると強めに感じることが多いでしょう。

また、クッキーの食感も重要な特徴です。

クッキーは、焼き上げる時間や材料の配合によって、さまざまな食感を持つことができます。一般的なクッキーは、全体的にサクサクとした食感ですが、最近はしっとり食感のクッキーも人気ですよね。

さらに、クッキーはさまざまなバリエーションがあります。

チョコレートチップクッキーやアーモンドクッキー、オートミールクッキーなど、様々なフレーバーやトッピングが加えられることがあります。

クッキーの特徴

クッキーは、甘さと歯ごたえが特徴的な焼き菓子であり、世界中で人気があります。

クッキーの焼き方や材料によって、様々な種類が存在します。

一般的には、小麦粉、バター、砂糖、卵を主な材料として使用し、バニラエッセンスやココアパウダーなどで風味付けも行われます。

クッキーの甘さは、砂糖の量によって調整されます。

一般的には、甘さを程よく感じるために、砂糖の量が適切にバランスされています。

また、クッキーの歯ごたえは、焼き方によっても変わります。焼き時間や温度を調整することで、クッキーの外側はサクッとした食感になり、内側はふんわりとした食感を楽しむことができます。

クッキーの由来

クッキーの由来は、中世ヨーロッパにまで遡ることができます。

クッキーは、元々は小さなケーキの一種であり、その名前はオランダ語の「koekje」から派生しています。

当時、航海士たちは長い航海の間に保存食としてクッキーを持ち込みました。

クッキーの歴史は、17世紀のヨーロッパで本格的に始まりました。

当時、クッキーは高価な材料で作られ、裕福な人々の間で人気がありました。

しかし、18世紀になると、砂糖の値段が下がり、一般の家庭でも手軽に作ることができるようになりました。

ビスケットとは?

ビスケットとは、主に小麦粉やバター、砂糖などを主成分とした焼き菓子の一種です。

ビスケットの歴史は古く、紀元前のエジプト時代にまで遡ります。

当時は、小麦粉と水を混ぜて焼いたシンプルなもので、今でもビスケットと言えば「素朴な味わい」の焼き菓子をイメージする方が多いかと思います。

クッキーやサブレに比べると油分が少なく、サクサク感や口の中にしっかり残る感覚があるのが特徴です。

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ビスケットの定義

ビスケットの定義については、全国ビスケット協会様の定義を引用させていただきます。

「ビスケット」とは、小麦粉、糖類、食用油脂及び食塩を原料とし、必要により澱粉、乳製品、卵製品、膨張剤等の原材料を配合し、又は添加したものを混合機、成型機及びビスケットオーブンを使用して製造した食品をいう。

参考:全国ビスケット協会

全国ビスケット協会、しいては日本の定義としては、「クッキー」「サブレ」「クラッカー」はすべてビスケット類であり、砂糖と小麦粉と乳製品などを混ぜて成型し、固く焼き上げたお菓子の総称となります。

同協会の定義では「砂糖と油分の総重量が全体の40%以上のもの」をクッキーとしていることから、それ以外の焼き菓子をビスケットだと考えても良いですね。

ビスケットの特徴

ビスケットの特性としては、クッキーやサブレと比べて少し固めの食感を持っています。

また、バターの風味や、甘さも控えめなため、さまざまな味や香りのバリエーションが楽しめます。ビスケットは一般的に小さなサイズで作られており、手軽に食べられる点も魅力です。

また、ビスケットは保存性が比較的高く、開封後も長期間保存することができるため、おやつやお茶うけとして重宝されています。

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ビスケットの由来

ビスケットは、その起源を古代ローマのパンにまで遡ることができます。

当時、パンは長期保存には向いていなかったため、長い航海や軍事遠征に出る際には、パンを乾燥させて硬くすることで保存性を高める方法が考案されました。

これが、ビスケットの原型となったと言われています。

中世ヨーロッパでは、ビスケットは修道院で作られ、飢饉や戦争の際に重要な食料として利用されました。

その後、ビスケットは甘くしたり、バターやチョコレートを加えたりすることで、より美味しく食べられるようになりました。

サブレとは?

サブレとは、フランス発祥の焼き菓子であり、ビスケットやクッキーとは異なる特徴を持っています。

サブレはバターをたっぷりと使用しているのが多きな特徴で、サクサク感と絶妙なくちどけが人気。

このバターの使用量が、他の焼き菓子との大きな違いとなっています。

サブレの製法は比較的簡単で、小麦粉、砂糖、バター、卵黄を混ぜ合わせて生地を作り、冷蔵庫で休ませた後に焼き上げます。

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サブレの定義

サブレは、フランス発祥の伝統的な焼き菓子であり、クッキーの一種です。

フレンチクッキーとも呼ばれることがありますが、他のクッキーやビスケットとは異なる特徴があります。

まず、バターの量が多く使用されるため、豊かな風味とバターのコクが感じられます。

また卵も油分の多い卵黄のみを使用することにより、クリスピーな食感が生まれます。

他のクッキーやビスケットと比較すると、サブレは一般的に甘さが控えめであり、バターの風味が主役です。

このため、コーヒーや紅茶との相性が良く、さまざまな場面で楽しまれています。

サブレの特徴

サブレはバターの風味が豊かであり、口の中でほどけるような滑らかな食感が特徴です。

一方、クッキーやビスケットは、サブレと比べてバターの風味が控えめで、よりサクサクとした食感があります。

甘さは砂糖よりもバターのコクがある甘味の方が勝って感じられます。

サブレの由来

サブレの歴史は古く、18世紀にフランスで生まれました。

当初はパンの一種として作られていましたが、ルイ14世がお城で開いたパーティーで給仕されたことにより、ヨーロッパの社交界で爆発的に人気となり、焼き菓子として発展しました。

フランス料理の世界的な名店「マクロン」の創業者でもあるマリー・アントワネットが、サブレを愛好していたことでも知られています。

クラッカーとは?

クラッカーとは、硬くて薄い形状を持つ乾燥した菓子の一種です。

クラッカーは、主に小麦粉、水、塩、油を使用して作られます。その特徴は、サクサクとした食感と、シンプルな味わいです。

製法は比較的簡単で、材料を混ぜ合わせて生地を作り、薄く伸ばしてから焼き上げます。

クラッカーは、他の菓子と比べてカロリーが低いため、ダイエットや健康志向の人にも人気があります。

また、クラッカーは、様々なトッピングやディップとの相性も良いため、おつまみやパーティーのお供としてもよく利用されます。

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クラッカーの定義

クラッカーは、軽くてパリッとした食感が特徴の乾燥した薄焼きビスケットです。

クラッカーは小麦粉、水、塩、そして時には香辛料やチーズなどの風味付け成分が使用されます。

現代のクラッカーは、軽食やスナックとして楽しまれることが一般的であり、様々な種類や風味が存在します。

ディップや上に具材を乗せて楽しむのも、クラッカーならではの楽しみ方ですよね。

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クラッカーの特徴

クラッカーは、塩味が特徴的なサクサクとした食品です。

油分が少ないため、軽くて低カロリーな点も魅力的。

クラッカーは、ビスケットやサブレと比べると、よりパリッとした食感があります。

また、クラッカーは単体で食べるだけでなく、チーズやディップとの相性も抜群です。

さまざまな種類のクラッカーがあり、塩味以外にも、ハーブやチーズ、胡椒などの風味が加えられたものもあります。

クラッカーは、軽食やおつまみとして人気があり、さまざまな場面で楽しむことができます。

低カロリーでありながら、食べ応えのあるクラッカーは、ダイエット中の人や健康を意識している人にもおすすめの食品です。

クラッカーの由来

クラッカーの起源は、1790年代のアメリカです。

アメリカのパン職人が船に乗る人達の「長期保存食」として堅パンを開発したのが起源だと言われています。

その後クラッカーがアメリカ国内でヒットすると、事業がナビスコに移され、今では世界的にポピュラーな食品となりました。

クッキー、ビスケット、サブレ、クラッカーの違い

それでは、クッキー・ビスケット・サブレ・クラッカーの違いを表にして確認してみましょう。

クッキービスケットサブレクラッカー
総重量のうち
糖分と油分が40%以上
4種類の中では一番甘い
フレーバーやトッピングが豊富
総重量のうち
糖分と油分が40%未満
素朴な甘さ
口にしっかり残る
バターたっぷりで
ホロっとしたくちどけ
砂糖の甘さは控えめ
塩味が強め
おつまみやスナックに最適
ディップやオンザ
クラッカーも楽しめる

もちろん商品により差はありますが、だいたいこのような特徴で分類すると分かりやすいです。

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この記事を書いた人

Webライター歴10年の主婦。美容・健康・妊活・子育て・お仕事情報・ガジェットなど多くのジャンルで「どう違う?」を執筆してきました。
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