ちょっと奮発したい時や、元気になりたい時に最適な鰻(うなぎ)。
鰻料理は数多ありますが「うな丼」「うな重」が最もポピュラーです。
似ている2つの料理ですが、うな重とうな丼の違いって知っていますか?
うな丼とうな重は何が違う?
結論から言ってしまうと「うな丼とうな重の中身は同じ」です。
ですが、うな丼は1杯1,500円ほどでうな重は2,000円は軽く超えてしまいますよね。
どうしてうな丼とうな重の値段の差が出てしまうのでしょうか?
2つの違いを解説していきます。
違い①入っている器が違う
その名の通り、うな重とうな丼は入っている器が違います。
- うな丼→どんぶり
- うな重→重箱(お重)
に、ご飯と甘辛く焼き上げた鰻が乗っている料理となります。
違い②鰻の量が違う
器が違うという事は、中に入る料理の分量も違ってきます。
表面に見えているごはんの量が違うので、必然的にうな丼よりもうな重の方が使用する鰻の量が多くなります。
さらにランクが上のうな重だと、ごはん→鰻→ごはん→鰻とミルフィーユ状に盛り付けるお店もあるんですよ。
違い③鰻の部位が違う
丼ぶりとお重だと、ごはんが見えている部分(口)の形が違いますね。
そのことから、美しく鰻を盛るために使う部位が異なってきます。
- うな重→胴体(長方形に切れる部分)
- うな丼→尾(三角形に切れる部分)
を使う事が多いようです。
ちなみに「ひつまぶし」は何が違う?
うな丼、うな重と似た料理に「ひつまぶし」があります。
こちらも料理の中身や味付けは同じなのですが、器が”おひつ”であることからひつまぶしと呼ばれます。
他の特徴では
- 鰻が「細切り」で盛り付けられている
- 味の変化を楽しめる「薬味」が添えられている
- お茶や出汁をかけて「お茶漬け」が楽しめる
といったものがあり、うな重やうな丼とは少し雰囲気が異なりますね。
うな丼とうな重の中身は一緒!盛り付ける器で様々な違いが生まれる
というワケで、うな丼とうな重、さらにひつまぶしも「ごはん+鰻の蒲焼」という中身は全く同じ料理です。
ですが盛り付ける器が異なることで
- 鰻の量
- 使う鰻の部位
- 価格
の違いが生まれます。
一般的にうな重の方が価格が高く、高級だとされているので、食べるシーンに応じて使い分けてみてくださいね。