さわやかな緑色をした香味野菜である大葉。似た植物に「えごま」というものがありますが、違いをご存じですか?
同じシソ科の植物である大葉とエゴマですが、食べてみると結構違いがあるんです。
この記事では、そんな大葉とえごまの違いやおすすめレシピを紹介していきます。
大葉とえごまはどう違う?3つの違いを解説
大葉とエゴマの違いを表にまとめてみました。
項目 | 大葉 | えごま |
---|---|---|
葉の形 | ギザギザしている | 葉の縁が丸い |
味 | 苦みはほとんどない | 苦みが強い |
香り | さわやかなシソの香り | ミントのようなさっぱりした香り |
こうしてみると、大葉とシソの違いって結構ありますよね。
ぱっと見は同じくらいの大きさ、色、形なのですが、食べてみると違いが分かる人が多いでしょう。
大葉とえごまの違い①葉の形
大葉もえごまも、葉のフチがギザギザしています。
ですが大葉は「ギザギザの先がとがっている」のが特徴で、えごまは「ギザギザの先が丸い」のが特徴。
ちなみに葉の厚みは若干えごまの方が厚く、筋もしっかりしているので、大葉の方が葉全体が波打っているように見えます。
大葉とえごまの違い②香り
大葉は「青じその葉」の事なので、香りはもちろんシソの香り。
赤紫蘇よりも大葉の方が、香りがしっかりしていると言われています。
対するエゴマは「ミントのような香り」です。日本人にはなじみが薄い香りなので、人によって好き嫌いが分かれます。
大葉とえごまの違い③苦み
大葉はあまり苦みを感じず、生で食べてもおいしいハーブです。
対するえごまは苦みが強く、こちらも好き嫌いが分かれる味。
韓国ではえごまを「焼肉に巻いて食べる」という事で、脂っこさを中和してくれるようなキリっとした苦みです。
大葉とえごまの栄養素はどう違う?
大葉とえごまの栄養素ですが、こちらはあまり違いがありません。
ビタミンB2やベータカロテンを始めとするビタミン類やカルシウムが豊富で、薬味としてだけでなく野菜としても優秀な植物です。
えごまは葉だけでなく「種子」の栄養素にも注目が集まっています。
えごまの種子から採れる「えごま油」はオメガ3系脂肪酸が豊富な健康オイルとして人気ですよね。
大葉とえごまを料理に使いたい!おすすめレシピは?
大葉はおなじみ「チーズフライ」「パスタ」「肉巻き」など、香りを楽しむレシピが人気です。
対するえごまは「辛味漬け(キムチ)」や「醤油漬け」など、ご飯のおともにするレシピが人気ですよ。