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生くるみとローストくるみってどう違う?生クルミをそのまま食べたらいけない理由とは

くるみを買う時「食塩不使用」「有塩」という基準で選ぶ人が多いですが、「生」か「ロースト」かを意識して買う人は意外と少ないです。

くるみは「生」と「ロースト」で、味も栄養価も変わってくるんです。

しかも生くるみを”そのまま”食べるとおなかの調子が悪くなるかも…?

この記事では、くるみの「生」「ロースト」の違いを徹底解説します。

目次

生くるみとローストくるみの違い5つ

生くるみとローストくるみの違い

生のくるみとローストくるみで違う事は、以下の5つです。

  • 食感や味
  • 消化に良いか悪いか
  • ビタミンが多いか少ないか
  • ポリフェノールが多いか少ないか
  • 酸化しやすいかしにくいか

それぞれ詳しく見ていきましょう。

違い①食感・味が違う

生くるみとローストくるみの違いで、一番分かりやすいのが「食感」や「味」です。

生クルミは柔らかく、種子の脂肪分特有の甘さが強めに感じられます。

対するローストくるみは水分が飛んでいる分カリっとしていて、甘さよりも香ばしさの方が勝ります。

違い②生クルミには「消化に悪い成分」がある

生クルミには「アブシジン酸」といわれる、消化酵素の働きをジャマする栄養素が含まれています。

アブシジン酸は生くるみに限らず「生の種子類全般に含まれている」のですが、あまりくるみ以外のナッツ類を生で食べることはありませんね。

アブシジン酸は消化酵素、特にタンパク質の消化にかかわる酵素を邪魔するので、胃腸の不調につながりやすいと言われています。

ただし「生のくるみを食べたから必ずお腹を壊す」というわけではなく、食べた量や個人の体調・体質によって影響は変化します。

違い③生クルミは「ビタミン類」が壊れていない

くるみには、ビタミンミネラルが豊富に含まれています。

ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、銅、亜鉛などのビタミンやミネラルをはじめ、食物繊維など健康維持、増進に必要な成分が豊富に含まれます。

参考:カリフォルニアくるみ協会

このうちビタミンB群(B1やB6、葉酸)は加熱調理で壊れやすいので、ビタミンの量でいえば生くるみ>ローストくるみとなります。

違い④ローストくるみは「ポリフェノール」が多い

ローストしているくるみは栄養価が低くてあまり意味がない、というのは間違いです。

ローストくるみはビタミン類が減ってしまったかわりに「ポリフェノール」が多いという特徴があります。

同じく抗酸化作用のあるビタミンE群と相まって、アンチエイジングに効果的だと言えます。

違い⑤ローストくるみは酸化しやすい

消化に良くない「アブシジン酸」ですが、くるみの酸化を防ぐ働きがあります。

ローストする事によってアブシジン酸は壊れるわけですが、そうすると今度は酸化してくるみが劣化するスピードが速くなります。

酸化したくるみはアンチエイジングどころか、老化のスピードを速めてしまうかも。

ローストしてあるくるみは消費期限を守り、開封後は早めに食べきる必要があります。

生クルミをそのまま食べるのは危険?下処理方法を紹介

生くるみに含まれる「アブシジン酸」を弱める方法ですが、ローストする以外にも方法があるんです。

それは、水につけること。

生クルミを2時間ほど水に浸すだけですが、アブシジン酸の働きを弱めてくれます。

水に浸したくるみは渋みが抜けて食べやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

Webライター歴10年の主婦。美容・健康・妊活・子育て・お仕事情報・ガジェットなど多くのジャンルで「どう違う?」を執筆してきました。
面白い豆知識をお届けできるよう、随時更新していきますね♪

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